浄化槽・屋外の水トラブルに関するご質問
浄化槽の保守点検を行っているのに、法定検査もしなければならないのでしょうか?
浄化槽はトイレやお風呂などの生活排水を浄化し、川などに排水するための設備です。浄化槽がきちんと機能しなければ、環境問題に直結してしまうため、浄化槽には「清掃」「保守点検」「法定検査」の3つが義務付けられています。そのため、保守点検を行っていても法定検査は必要です。特に年1回の法定検査は、点検業者による保守点検や清掃がきちんと行われているか、公正中立な立場から確認するものになりますので、お手元に法定検査受験案内のハガキが届きましたら必ず申し込んでください。
庭にある排水溝の流れが悪いのですが…。
家の中と違い、屋外の水回りトラブルは気づきにくいものです。しかし、家の中よりも風雨にさらされる可能性の高い屋外の方が、当然ですが機器の劣化は早くなります。水道の蛇口からの水漏れや排水溝のつまりなどをそのまま放置していると、知らないうちに大きなトラブルになってしまうことが良くあります。
特に排水溝などは、枯れ葉や草などが入り込み易く、排水管が詰まる可能性は屋内よりずっと高いため、「ある日突然庭が水浸しに!」などということにもなりかねません。
気付きにくいからこそ、気づいた時には早めの対策をご相談ください。
浄化槽から悪臭がします。
浄化槽の悪臭は、ブロア(送風機)の故障や浄化槽の清掃不足、マンホール(チェッカープレート)蓋の破損などが考えられます。放置すると衛生害虫の発生や汚水の溢れなどが発生し、近隣トラブルになりかねません。
速やかに点検業者に連絡し、早期改善する必要があります。
ただし、設置直後~半年程度は浄化槽の機能が安定せず、それにより異臭が発生することがありますが、その場合はしばらく様子を見るのが良いでしょう。
浄化槽の音がうるさいのですが…。
ブロワ(送風機)の故障や、ブロワが家屋に接触している可能性があります。異音に気付いた際は、すぐに点検業者に連絡し、修理を依頼しましょう。